2012年08月26日
東京マルイM92Fをカスタムする(今更w)Part1
完成したらこんな感じになりそうです。
パーツが半分ぐらいが到着しましたのでパーツの紹介からしていきたいと思います。
まずは定番ライラクス製のパーツ達
・アンダーマウント(買ったけど使わないw)
・マガジンバルブ(多分手持ちの他社のを使うw)
・メタルアウターバレル&SAS
そして...
ハンマーSP
今回のカスタムでは結果的には初速も上がりますが、動作性や速射性・連射性を向上させるのが目的なのでライラの物で十分です。
これはタニオコバ製のマグネシウム合金製1インチライトマウントです。
買ったのは良いけどトリガーガードを丸めてフレームもメルトしようと思っているので使わないかな?
続いてはライラに比べるとちょっとだけマイナーなメーカーKM企画さん(個人的には素晴らしい技術を持ったメーカーだと思います)のパーツ達。
・M92F用TNバレル(バリーバートンサイズを入れる為、再度注文予定)
・ハンマーストラット(ステンレス製で純正より強度が高い上に切断面が綺麗に研磨されているので低抵抗)
・SUSハンマーストラットピン(ローレットが入っているのでずれたりせず動作が安定します)
そして...
メインとも言える『ステンレス製バルブノッカー&ノッカーロックプレートset』
削り出しでかなりの精度・ステンレス製で純正と比べると折れにくく磨耗もしにくい!
他に言えば純正より重いので動作も安定します。
続いてはハンドガンを弄り倒していたチューナーさんなら誰もがお世話になったといっても言い台湾GUARDERのパーツ達
ステンレスリコイルスプリングガイド
(マルイのベレッタはスライドの先っぽに金属のブロックが入っているのでどうしてもリコイルSPガイドに擦れによる塗装剥げが生じてしまいます。でもステンレス削り出しなら問題無し!)
ステンレストリガーバー
意外と強度が求められる場所です。
強度的にはステンレスと大差無いと思いますがスチール製もあります。
ゲームで使用していると錆び易い場所なので価格はスチールより高いですがステンレスの方が無難ですね。
ステンレストリガー
スチール製もありますが...錆びそうですよね。ステンレス製は画像のように切削痕が残っておりエッジも若干あって良い感じです。
スチール製マガジンキャッチ
ステンレス製もありますが、全体的にステンレス製のパーツを多様するのもイヤなのでスチール製にしました。
ベレッタのマガジンキャッチはSIGと同じく反対向きに取り付けて左利き仕様にすることが出来ます。(マガジンはどちら側にも溝が彫ってあります)
勿論、この商品でも出来ますので、左利きの僕は反対側に付けます。
スチール製ハンマーSPハウジング&ランヤードリング
両方とも強度を必要とするパーツですが純正はプラです。
特にハンマーSPを強化する場合はこのパーツを組み込む事をお勧めします。
(海外製ですがハウジングは2ピース構造になっているので無加工で取り付けできるほどの精度です)
そしてこのパーツ達の中で一番重要な
ステンレス製ハンマー
手に取ると純正とは違いずっしり来ます。
今回のカスタムでは安定性を重視するのでハンマーの重量はとても重要です。(北海道で外でサバゲするのに肉抜きカスタムハンマーは向いていませんからね)
ハンマーは振り子の役割をします。
スライド後退時、ハンマーが重いと少し負荷が増えてしまいますがメリットもそこそこ大きいです。
メリット1
ハンマーの重量が重いとハンマーSPを強化した場合、スライド後退時のハンマーSPのテンションによる負荷を若干軽減出来ます。(バランスをとればの話なのでただ社外品を組めば良いという訳ではありません)
メリット2
初速が上がります。
ハンマーが重ければ重い程、単純にバルブを叩く力が上がるのでガスの放出量も上がり初速が上がります。
(構造によっては上がらないものもあるかも知れません)
メリット3
初速が安定します。
何かもう言わなくても判りますよね?
他にもリコイルがUPしたり命中精度が上がるなどもあります。
速射性は下がりますので出来ればショートストロークで動作させれば良い感じになりますね!
グリップスクリューは画像に写っていた通りGUARDER製の物を購入しましたが、訳あってフリーダムアート製のピンクの物にしました。
その訳と言うのは...
一番最初の画像に写っていた通りパールグリップにしたかったからですw
何と無くちょっとした遊び心も欲しいなと思いましてw
フレームをアルミ化して内部弄れるところは全て弄って実銃用の木グリつけて銃口から長いインナーバレルがコンニチワしていて50連マグつけたベレッタ持った人居たら自分だったら引いちゃいますますからねw
変なハイダーでインナーバレル隠して純正スライドのシール貼ったままのノーマル感丸出しにしておけばパッと見中弄ってるとは思われないでしょうし(笑)
グリップの隣に写っていたのがベレッタ純正のアジャスタブルリアサイトです。
勿論、実銃用でイタリア製。
コンペンセイター等をつけたりつけてなかったりと言ったベレッタに乗っけて精密射撃に使うものです。
映画で殺し屋や暗殺者が使っているベレッタに乗ってたり乗ってなかったりするアレです。
凄く前から欲しくて2個も買ったんですが、マルイのM92Fの一体整形のサイトも意外と可愛いく見えるので乗せない事にしました。(加工は30分もあれば出来るんですけどねw)
コンペンセイターとハイダーです。
WA用のオプションパーツだって関係無く使います(笑)と言ってもどちらともライラのアウターにポン付けなんですけどねw
最初の画像に写っていた通りハイダーを使用します。
アルミ削り出しで横にあるキャップボルトでアウターバレルに締め付けます。
WAならではと言いますか表面処理も結構良い感じです。
キャップボルトはスチール製だったのでBUMAXに変えました。
一通りパーツの説明をしたのでマルイのM9A1でも他の好評価なガスブロハンドガンでは無くM92Fを選んだ理由について説明いたします。
何故M92Fなのか...それはモデルガン性やアクションでは無く実用性を追求したからです。
左:マルイM92Fのローディングノズル 右:マルイP226のローディングノズル
上記を比較してパッと見で判ると思いますが、M92Fはシリンダー容量(長さ)がP226と比べて短いです。
前回の記事で述べた通りM92Fのリコイルがしょぼいと言われる原因の1つでもあるのですが、悪いことばかりではありません。
短い=ローディングノズル自体がショートストロークと言う事です。
何が言いたいかと言いますと他のガスブロハンドガンよりショートストローク化するには圧倒的に有利なのです。
1、短いストロークでハンマーを倒す事が出来ます。
リコイルSPのテンションによる負荷が少ない状態でハンマーを倒す事になりますのでその分、ハンマーを倒すのにエネルギーを使えます。
(他にも言うとリコイルSPのテンション等に関わらず短いストロークの方がハンマーを倒しやすい)
2、他の鉄砲と違いシリンダーリターンSPが2本ある。
2本あるということはその分、リターンスピード・パワーが上がります。
ショートストローク化してもスピーディーで確実なローディングが可能です。
3、ピストンがカップ型
これはコバカップと同じ原理なので説明するまでも無いですね!
上記のようにショートストローク化に適しており某ショップのフルオートカスタムでは秒間20発ほどのサイクルがあるそうです。
左:マルイP226のシリンダー部分 右:マルイM92Fのシリンダー部分
次になぜリコイルが弱いか?です。
勿論、シリンダー部の長さの影響もありますが主な原因はそこではありません。
画像はシリンダーの内径の比較です。
パッと見変りませんよね?それもそのはずです。内径の差は1mm以下です。
ここでマルイのベレッタを撃った事がある人ならおや?と思うかも知れません。
断面積がそんなに大差ないのに何故ベレッタのブローバックはあんな感じなのか...と
ガスのoutput量の少なさが原因です。
何で少ないか?それはハンマーSPが弱いからです。
ハンマーSPを強くすればブローバックも力強くなる。リコイルSPのテンションが多少上がってもちゃんと動作するのでリコイル自体も強く出来る。
じゃあハンマーSP強くして売ればいいんじゃない?
それが無理なのです!
今回新品で購入したマルイのM92Fのフレームの画像です。(1発も撃たずにばらしてトリガーガード丸くしたり要らない所切ったり盛ったりメルトしたりしてますがw)
判りますか?ハンマーピンの内部にビスを通してシャーシとフレームを固定する所にクラックが入っています。
その下のピンの所にもクラックが入っています。
多分お店で試射したんだと思いますよ!多分。でもノーマルのハンマーSPでこれですから社外品にしたらw
他のブロガーさんも言っていますがマルイのベレッタの宿命的なものです。(仕様って言っても良いのかも)
今回発売されたM9A1は流石に全く違う構造でしたね!
なのでメタルフレームを組む必要があるんです。(メタルフレームって言ってもアルミでも半分陶器みたいな物なので社外ハンマーSP入れてフルオート化したり強力なハンマーSP入れたら綺麗に割れる可能性は十分にあります)
時々オクに初速90m/s以上のマルイベレッタ(勿論ですが法定内)が出ていますが結構な割合でフレームだけメタル化されていますよね?色々お金が掛かる鉄砲なんです。
また、M92Fやグロック系はハンマーSPが弱くても動作しやすいシリンダーバルブが入っています。
でもフレームをアルミにしてハンマーSPを強化するのなら普通のガバやハイキャパやSIGのシリンダーバルブで良いですよね?
なので今回はガバやハイキャパやSIG用の社外シリンダーバルブを入れます。
単純に入れるだけじゃ駄目です。
画像左の黒いリング状のパーツを製作します。
作り方は純正のシリンダーバルブを画像の長さほどに切るだけです。
ただそれだけですw
バルブSPもベレッタ純正です。
これを最初の画像の順番通りに組めばキャパとかのシリンダーバルブが普通に使えます。(僕の固体は去年か今年生産された物だと思います。)
写真に写っているシリンダーバルブですが僕のお気に入りの職人工房Dバルブと言うものです。
どこが良いかと言いますと金属製のシリンダーバルブとは思えないほど燃費が良いです。
初速はバルブ自体交換しても大して上がりませんが、社外のハンマーSPなどと組み合わせると効果を発揮してくれます。
またエアボルトアクションライフルのテーパーシリンダーヘッドのような効果がありガスの整流性が高まり初速や弾道が安定し飛距離も伸びたりします。
P226に入れて改正銃刀法後に発売された低出力のグリーンガスシステムで使ったりしましたが今の所折れたりもしていません。
明日は何が届くかな?(明日じゃなくて今日でした)
Дока (`・ω・`)/
Posted by カクレ・クマ・スキー
at 02:10
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