2012年08月27日
東京マルイM92Fをカスタムする(今更w)Part2
半日かけてロアのみ完成させましたヽ( ´O`)ゞネムイ
パッと見て何か変なことに気が付きましたでしょうか?
トリガーの位置です。
思いっきりショートストローク化しました。
ほとんどの方は言われるまで気が付きませんよね?多分自分も言われるまで気が付かないタイプですw
どうやってトリガーをショートストローク化するかと言いますと、トリガー部分に詰め物をすると言った方法では無く、インナーシャーシに元からあるネジ穴を上手く使います。
画像にあるネジ穴はインナーシャーシとフレームを組んだ時に、画像とは反対側からネジを入れて固定する為にあります。またハンマーの軸の部分になっていますので補強もかねているのかもしれません。
画像の黄色い丸の部分は元から開いている穴(ネジ等は入れないので設計上の名残りかなんかでしょう)の斜め下に赤丸の穴を開けます。(アルミフレーム=金属だからといってドリル立てる為にポンチで叩いたりはしないで下さいね。)
穴を空けると言っても適当にあける訳では無いですよ。
先ほど乗せたインナーシャーシの画像にあったネジ穴の位置にあけます。
ネジは純正より長い物を使用します。
そして大事なのがインナーシャーシとフレームを組み込んだ時にフレームに開けた穴にネジが干渉しないと言う事です。
穴を開けた方は反対側と比べるとそれほど厚さも無く強度的にも弱いです。
ネジ自体はM3ですがハンマーピンの中を通っているので念の為、5mmぐらいの穴を開けると良いと思います。
重要なのがフレームの加工だけではトリガーをショートストローク化できる訳ではありません。
画像に写っているトリガーバーの黄色い部分にも加工が必要です。
(社外品を購入している方は、画像のように純正品を適当に削って社外品を組み込む時の参考にしてみると良いかも知れません)
次にマルイ系のグリップが無加工で取り付け出来るようにフレームを加工します。
このアルミフレームは実銃用のグリップが無加工で取り付け出来るようになっています。
その為、画像のように輪切りパインを半分に切ったような出っ張りがあります。
マルイのM9A1を見れば分かると思いますがこの部分は丸い別パーツになっています。
でも要らないので削り落とします。
普通のヤスリでも出来ないことは無いのですが、場所が場所なので今回はルーターに切削砥石をつけて削り落としてしまう事にしました。
グリップで隠れる場所なので削り落としたら黒染めだけすれば特に問題は無いでしょう。
これでマルイ用のグリップが無加工で使用できます。
シャーシにパーツを組み込む前に本日はPDIのパーツが届いたので紹介したいと思います。
最初にマルイベレッタ用のリコイルSPです。
このバネは職人さんの手巻きによる不等ピッチだそうで、純正のリコイルSPと比べるとちょっと強いかな?と言ったところでしょうか?
次にマルイベレッタ用のピストンヘッドです。
何故、冬用にしたのか?
削ってベストな感じにしたかったからです。
通常用でも良かったのですが、冬用は通常用より0.5mm程厚くなっているそうで、自分で削って厚さを調整をする場合は長い方が良いかと。
(他のブログを拝見していますと何と無くと言って冬用を組み込んでいるチューナーさんも居ますが、削らないで真夏に使用するのはノズル周りにかなりの負荷が掛かるのでやめた方が良いです)
そして今回頼んだパーツの中で一番大事なのがQPQシアです。
素材はスチール(カーボンスチール?)製でCNC全切削となっており物凄い強度です。
組み込みの際に中空ピンでインナーシャーシに取り付けするのですが、その時点ではしっかり動作しました。
ですがそのインナーをフレームに組んで中空ピンの中に固定用の細いピンを入れると...
社外フレームとの相性が悪かったようでシアのピンの部分の穴を少し広げる事になりました。
クリアランスは出来るだけ少なく精度が欲しかったので超精密ダイヤモンド鑢で...疲れましたw
そしてパーツをインナーシャーシに組み込んでいくのですが...
GUARDER
ステンレス製ハンマー
ステンレス製トリガー
後から付ける物ですが
ステンレス製トリガーバー
KM企画
ステンレス製バルブノッカー
ステンレス製ノッカーロックプレート
ステンレス製ハンマーストラット
ステンレス製ハンマーストラットピン
そしてPDI製
スチール製のQPQシア
全てステンレスとスチールになっています。
ですのでグリスは二硫化モリブデングリースで十分。というよりテフロンより二硫化モリブデン入りの方がいいです。
シャーシが完成したのでハンマーSPハウジングを組み立てます。
2ピース構造で結構精度が高いと前回の記事で言いましたが、精度は高いです。ハウジングの方は...
ランヤードリングの精度はいまいちなのでルーターで削って調整する必要があります。
ハンマーSPハウジングが完成したのでいよいよフレームに乗せていきます。
ハンマーSPハウジングはポン付けでした。
シャーシは...前回の記事で軽くペーパーで擦ってやれば入るみたいな事を言いましたね。
でも途中までで全く無理でした(笑)
ルーターの回転数も10000回転ぐらいにして作業したのですがそれでも30分ほどかかりました。
全ての作業において細かい調整や加工は色々と割愛していますの参考になるかどうか?
ダミートリガーピンをつけて完成なのですがこれも勿論無加工じゃ付きません。
フレームの穴を超精密ダイヤモンド鑢で調整していくのですが、片面大体10分。
両面で20分ぐらいかかりました。
そして完成した訳なんですが、こんなに簡単な構造のものを組むのに半日掛かるとは(笑)
パーツ注文したついでに預かっているL96用にHOPパーツも買ったけど92が完成してから組みます。
今日はスライドのショートストローク化でも考えよう。
Дока (`・ω・`)/
Posted by カクレ・クマ・スキー
at 08:44
│Comments(1)
1つ質問なのですがKMのハンマーストラットとライラクスのメインSPは無加工で組合す事が可能なのでしょうか?